のぼりが伝えるもう一つの事

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のぼりが伝える情報は、書かれた内容だけでしょうか?そうではありません。

のぼりには他にも、見る人に伝えていることがあるのです。

それは、「ここで何かが起きている」という事です。

のぼりを見た人は、最初に書かれた文字情報を得るのではありません。

見た瞬間に、「ここで何かが起きている!」という情報をキャッチするのです。

内容の確認は、その後です。

人は、「何か」というのもの正体を見極めようとします。

ですから、この「何かが起きている」信号を受けた以上、書かれた文字がなんであるかを確かめずにはいられなくなります。

看板などは、風景の一部として溶け込み、家の壁や屋根とほとんど同じ印象です。

看板だと判断しても、その内容を確認するかどうかは、人それぞれ場合によります。

ただのぼりの場合は、最初に伝わる情報がミステリーなので、どうしても内容を確認したくなってしまうというわけです。

だからこそ、あの安さと手軽さで、大きな効果を生み出すという事なのだと思います。

旅先で、お土産を見ようと思った時、そこに幟があるかないかでは、店が訴えてくるものが違います。

これは、文字の効果ではなく、存在そのものが持つ、ミステリー効果なのです。